こんにちは、
女性向け初心者のための投資スクール
ブルーストーンアカデミー代表の
青柳仁子です。
このところ私の大学時代の
一人旅の話を書いています。
さて、
スイスでぶらり途中下車の旅
を企画していた私ですが、
最初から逆方向の列車に乗ってしまい、
イタリアへ向かうはずが、ドイツへ!
寝ていた私が悪いのですが、
起きたら全然予定外の駅につきました。
一瞬、頭の中が真っ白になりましたが、
仕方がないと開き直り、
今どこにいるのかを確認することにしました。
駅員さんに、
「ここはどこですか?」
という間抜けな質問をして教えてもらうと、
ドイツの国境付近の小さな町でした。
その時の私の愛読書
「地球の歩き方」
には、詳しく乗っていない町でしたので、
私は一旦、
チューリッヒ側へ引き返すことにしました。
何より、その日の宿を探さないといけないので、
もう少し大きな都市に行かないと
安宿は無いのです。
ということで、
スイス鉄道乗り放題パスで
再度列車に乗り込み
来た路線を戻りました。
今度はちゃんと起きていたので、
というか、
どこに行くか分からないドキドキで、
怖くて寝むることができなかったので、
車窓の景色を眺めていました。
すると、とても
きれいな街並みが見えてきました。
ヨーロッパではよくあるのでしょうが、
石畳の道やオレンジの瓦屋根、
レンガ造りの一軒家が並んでいる
こじんまりとした街でした。
私は直観でその駅で降りたくなって、
途中下車しました。
街の名前は覚えていませんが、
静かな街並みはどこを見ても絵になりました。
ただ、宿があるのかが問題です。
宿が取れなければ、
また列車に乗って
チューリッヒへ戻らなくてはいけません。
駅員さんに聞き込みをして、
安宿が近くにあるというので、
探して行ってみると、
小さなホテルがありました。
そんなに安くなかったと思いますが、
列車を乗り間違えて緊張していた私は、
空いている部屋にチェックインして
そのまま泊まることにしました。
まあ、全く計画通りに行っていませんが、
これぞ、途中下車の旅ですよね。
1人旅ですから、
誰にも迷惑をかけることもありませんし、
それに、こういう偶然がないと
一生来なかったかもしれない街に
こうして降りることができたのです。
夕方に散歩すると、
夕日に染まる街並みは本当に綺麗でした。
旅をしていると、
こうした偶然巡り合う景色や人が
印象に残ったりします。
思い通りに行かなくても、
そこでの出会いや経験が
後に生きてくることってありますよね。
すべての出来事は人生に必要なんだな、
と思います。
その時点では
ただのトラブルなのですが。
ということで、
なんとかトラブルを乗り切った私は、
疲れて眠くなったので
夜は早々に寝てしまいました。
このころの1人旅は、
いつも寝てばかりでした。
その後、イタリア行きは
日程の関係で断念し、
翌日は、トーコの待つ
ジュネーブへ向かうことにしました。
ということで、続きはまた次回書きますね。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。