【1人旅:東南アジア編vol.12】逃げるが勝ち by 投資スクール代表 青柳仁子

こんにちは、
女性向け初心者のための投資スクール
ブルーストーンアカデミー代表の
青柳仁子です。

さて、
このところ私の大学時代の
1人旅の話を書いています。

さて、昨日の続きです。

マレーシアのプルフンティアン島
スモールアイランドの小さなコテージに
泊まった私たちは、
恐怖の一夜をやり過ごし
気づけば朝になっていました。

アキさんと一緒に
ドアに耳をつけて
外の様子を伺ってみると

遠くから聞こえる笑い声や
おだやかな話し声、鳥の声、
波の音、ヤシの葉の揺れる音、

普通の朝の音でした。

そ~っとドアを開けてみると・・・

快晴の朝のビーチは、
青く透き通った海は
水平線に近づくほど濃く青く、
波打ち際は白い砂に波が泡立ち、

白い光線のような朝日の中、

浜辺を散歩している人や
日光浴をしている人

あまりの絶景に、
昨日のことが
本当に夢だったのかと
思いましたが、

アキさんも同じ恐怖を味わっているので、
夢ではないのです。

私たちはいろんな人に聞いてみましたが、
夜中に変な声を聞いた人はおらず、

離れたコテージで寝ていた大ちゃんも
「全然、何も聞こえなかったよ」
というし、

地元のビーチの警備員室みたいなところで
夜の出来事を話してみましたが、

「さあ?わからないな。
一応、調べてみるね」

という反応で、

何だか、拍子抜けしました。

でも、その日は誰も
船で出入りしていないはずなので、
犯人がいるとしたら、
まだ島に居るということになります。

あまり騒いで目立つのも嫌なので、
何事もなかったことですし、
気にしないことにしました。

気持ちを切り替えて、
ビーチで遊んでいると、

朝の船が着いて、
何人か日本人観光客が降りてきました。

話していると
コタバルから来たという女性たちは、
私と同じ宿に泊まっているとのことでした。

そして、

「そういえば、宿のオーナーが
今日の午後にこの島に来るって言ってたよ」

・・・なんと!?( ゚Д゚)

すぐに、アキさんと大ちゃんに話して、

「まさか、私を探しに来る
ということはないと思うけど、
怖いよね」

「じゃあ、すぐに船でコタバルに戻ろう」

ということになり、
オーナーが島に来る前に、
さっさと荷物をまとめて脱出!

せっかくの素晴らしく
美しい島でしたが、
追い立てられるように離れました。

コタバルに着くとすぐに
ホテルへ行って
「オーナーはいる?」
と聞くと外出しているとのこと。

すぐに部屋へ行って荷物をまとめ、
チェックアウトまで5分とかからなかったと思います。

幸い、もうオーナーに会うことはなく、
私はコタバルの郊外の別のホテルへチェックインしました。

これでもう大丈夫。

翌日はアキさんと待ち合わせて
また、マレー鉄道へ乗り、
コタバルを離れることにしました。

大ちゃんも心配して着いていこうかと
提案してくれましたが、
向かう方向が違ったので、遠慮しました。

それにしても、
良い友人に恵まれたなぁと
本当に思います。

ただ、なんだかんだで、
コタバルはほとんど観光できず(^^;)

きっと、賑やかで楽しい街だったと思います。

この話は25年以上前の話ですし、
コタバルは危ない街ではないと思います。

そもそもマレーシアは治安のよい国ですので、
マレーシアに行ったことが無い方は、
誤解しないでくださいね。

そして、私は、
1人で旅するのは時々危険だ、
と気づき、

翌日からは、
しばらくアキさんと一緒の
バックパッカー女子旅!
になりました。

ということで、
続きはまた次回書きますね。

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